電化製品等の使用感を書く。
内藤誼人氏の「面倒くさがりの自分がおもしろいほどやる気になる本」を読んだ。
全く役に立たない本だった。
52頁、「面倒なことは、ちょこちょこと分散してやるのではなく、一気にまとめてこなしてしまうのがコツです。」
太字は原文通り。
こんな感じのアドヴァイスばかり載っている。
やる気を出す方法に関する記述はほとんど無い。
「〇〇大学の〇〇教授が〇〇という実験を行ったところ、〇〇な人は〇〇でもあることがわかりました」といった話が多く、巻末に参考文献(英語のものだけ)がズラッと並んでいる。
しかし、実験結果の解釈が元の論文とは違っているようだ。
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題名:「面倒くさがりの自分がおもしろいほどやる気になる本」
著者:内藤誼人(ないとうよしひと)
出版社:明日香出版社
令和2年11月28日初版
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内藤氏は自称心理学者であり、立正大学の客員教授でもある。
立正大学はヤバい。
参考URL:
【追記】イラッとしたら誰かをイジメればいいという研究は存在するか、私をほっとかないで
【画像あり】ビジネス本「イラッとしたときはとりあえず誰かを“標的”にしてイジメてみよう!」
ビジネス書「イラっとした時は誰かを標的にしてイジメてみよう。みんなで一人をイジメるとグループの一体感が高まる」
「続 多分そいつ、今ごろパフェとか食ってるよ。孤独も悪くない編」を読んだ。
つまらなかった。
ネットで公開してるのと同じような4コマ・文章が載っている。
本の前半は自己啓発。
後半は「ネットでデマを流すのはやめましょう」みたいな説教。
自己啓発本はたくさん読んできたけれども、この本の説教臭さは格別。
他の自己啓発本と同じく、「周り(他人)は変えられない。変えられるのは自分だけ。」といった感じのノリである。
にもかかわらず、著者にとって他人であるはずの読者には「変わらなければいけない」と説教してくる。
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題名:「続 多分そいつ、今ごろパフェとか食ってるよ。孤独も悪くない編」
著者:Jam
監修:名越康文
出版社:サンクチュアリ出版
令和2年12月15日初版
令和2年12月11日時点で既に発売されている。
岡本裕一朗氏の「哲学の名著50冊が1冊でざっと学べる」を読んだ。
読みやすいけど、わかりにくい。
やはり原典(の訳)を読むしかないのか。
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著者:岡本裕一朗(おかもと・ゆういちろう)
題名:「哲学の名著50冊が1冊でざっと学べる」
出版社:株式会社KADOKAWA
令和2年10月16日初版
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この本で紹介されている哲学書とその著者を挙げる。
(1)「ソクラテスの弁明」ソクラテス/プラトン
(2)「国家」プラトン
(3)「形而上学」アリストテレス
(4)「人生の短さについて」ルキウス・アンナエウス・セネカ
(5)「ギリシャ哲学者列伝」ディオゲネス・ラエルティオス
(6)「告白」アウレリウス・アウグスティヌス
(7)「プロスロギオン」アンセルムス
(8)「然りと否」ピエール・アベラール
(9)「神学大全」トマス・アクィナス
(10)「痴愚神礼讃」デジデリウス・エラスムス
(11)「エセー」ミシェル・ド・モンテーニュ
(12)「ノヴム・オルガヌム」フランシス・ベーコン
(13)「リヴァイアサン」トマス・ホッブズ
(14)「方法序説」ルネ・デカルト
(15)「パンセ」ブレーズ・パスカル
(16)「エティカ」バールーフ・デ・スピノザ
(17)「人間知性論」ジョン・ロック
(18)「単子論」ゴットフリート・ライプニッツ
(19)「人間本性論」デイヴィッド・ヒューム
(20)「社会契約論」ジャン・ジャック・ルソー
(21)「純粋理性批判」イマヌエル・カント
(22)「道徳および立法の諸原理序説」ジェレミー・ベンサム
(23)「精神現象学」ゲオルク・ヘーゲル
(24)「意志と表象としての世界」アウトゥール・ショーペンハウアー
(25)「キリスト教の本質」ルートヴィヒ・フォイエルバッハ
(26)「自由論」ジョン・スチュアート・ミル
(27)「死に至る病」セーレン・キルケゴール
(28)「資本論」カール・マルクス
(29)「ツァラトゥストラ」フリードリヒ・ニーチェ
(30)「イデーン」エトムント・フッサール
(31)「物質と記憶」アンリ・ベルクソン
(32)「表示について」バートランド・ラッセル
(33)「論理哲学論考」ルートヴィヒ・ウィトゲンシュタイン
(34)「存在と時間」マルティン・ハイデガー
(35)「存在と無」ジャン・ポール・サルトル
(36)「人間の条件」ハンナ・アーレント
(37)「見えるものと見えないもの」モーリス・メルロー=ポンティ
(38)「正義論」ジョン・ロールズ
(39)「狂気の歴史」ミシェル・フーコー
(40)「エクリチュールと差異」ジャック・デリダ
(41)「コミュニケイション的行為の理論」ユルゲン・ハーバーマス
(42)「言語論的転回」リチャード・ローティ
(43)「自我の源泉」チャールズ・テイラー
(44)「〈帝国〉」アントニオ・ネグリ&マイケル・ハート
(45)「地球の洞察」J・ベアード・キャリコット
(46)「シニカル理性批判」ペーター・スローターダイク
(47)「イデオロギーの崇高な対象」スラヴォイ・ジジェク
(48)「技術と時間」ベルナール・スティグレール
(49)「有限性の後で」カンタン・メイヤスー
(50)「なぜ世界は存在しないのか」マルクス・ガブリエル