電化製品等の使用感を書く。
関野吉記氏の『「好き」の設計図』を読んだ。
全然参考にならない本だった。
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題名:「好き」の設計図
著者:関野吉記(せきのよしき)
発行:株式会社クロスメディア・パブリッシング
発売:株式会社インプレス
2019年12月1日初版
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内容が薄い。他のブランディング関連書籍と比べて、記述が浅い。
株式会社イマジナの宣伝も兼ねている本なのだが、同社のブランディング・サービスの実例は載ってない。
自慢話が多い。
会社のホームページの「沿革」は意味ないなどと説いているのに、著者自身の経歴は長々と紹介されている。
このやり方はダメ、あのやり方もダメ、と日本の会社のブランディング方法の問題点をたくさん挙げているものの、具体的な解決策は書かれていない。
1080円(+税)の価値は無い。
自社のブランディングに失敗してないか。
早川勝の「転職の鬼100則」を読んだ。
ただの自己啓発本だった。
転職指南書ではない。
そのつもりで取り寄せるとガッカリする。
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題名:「転職の鬼100則」
著者:早川勝
出版社:明日香出版社
令和2年2月22日初版
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自己啓発本というものは、どれもこれも同じことしか書かれていない。
数冊読めば十分。
石井光太の「育てられない母親たち」を読んだ。
東京カレンダーの小説みたいな内容だった。
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題名:「育てられない母親たち」
著者:石井光太(いしいこうた)
出版社:祥伝社
令和2年2月10日初版第1刷
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登場人物の大部分が仮名。
実名で登場するのは特定の団体の人だけ。
どのケースでも、著者がインタビューをしているのは1人(か夫婦2人)だけ。
そのわりには事件事例の全貌がやたら詳しく記述されている。
問題の解決策を考察する類の本ではない。
単にかわいそうな人々を陳列しただけである。
東京カレンダーの小説と同じ種類の面白さ。