電化製品等の使用感を書く。
公立学校の教師は地域の学校を転々と移っていくので、評判の良い教師を選ぶことはできない。
大抵の人はいい学校と悪い学校を噂だけで判断しなければならず、不人気学校が発生し、地域全体としては教育の質が下がる。
一度不人気校になると、遠距離通学可能な富裕層の生徒が離れていき、二度と評判を回復することはできない。不人気校は廃校に至り、学校の数が減る。
通学距離が長くなりすぎる。災害が起こった時に大変。
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教育バウチャーを導入すると、私立学校は授業料設定・入学者選抜の自由を維持したまま、入学者数に応じて更に補助金を貰えるようになる。教育予算が一定であれば、これまで公立学校に流れていた金が私立に流れるようになる。結果的に富裕層に対する補助にしかならない。
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外国でも似たような制度があるが、殆ど失敗している。実際に学校間の競争が起きて、「地域全体の」教育の質が高まったという事例は聞いたことがない。
-----昨日読んだ本-----
書籍名:「品川の学校で何が起こっているのか」
著者:佐貫浩
発行:花伝社
発売:共栄書房
2010年10月10日初版第1刷
感想:公立学校選択制や中高一貫校を実際にやってみたらどうなったのか、各学校の地元生徒の比率などを見ながら論じている。勉強になる本だった。