電化製品等の使用感を書く。
「うんこドリル 漢字 問題集編 小学6年生」の中身を確認した。
他のうんこドリル(国語系)と同じく、例文・問題文がめちゃくちゃである。
「うんこ」という言葉を使用していることとは無関係に、日本語がおかしい。
誤用が多い。
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題名:「うんこドリル 漢字 問題集編 小学6年生」
作者:古屋雄作
デザイン・イラスト:小寺練
デザイン協力:佐々木伸、稲永明日香、小木曽杏子、福田亮
DTP:長谷川ちひろ
イラスト:穂坂麻里
編集:谷綾子
発行者:山本周嗣
出版社:文響社
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★全体的に絵が汚い
立体的なうんこの絵あり。
巻いているウンコだけではなく、棒状のウンコもある。
★意味不明な例文あり
「僕のうんこがアニメ化されるという朗報が入った。」(9頁「ろうほう」)
うんこがアニメ化されるとはどういうことか? 意味不明。
「これはもう、国の首脳クラスのうんこだ。」(11頁「首脳」)
「気取らず、簡素なうんこに僕は好感をもった。」(31頁「簡素」)
どんなうんこかわからず、「簡素」の意味も掴めない。
「時代の風潮に左右されないうんこをするべきだ。」(41頁「ふうちょう」)
「紛らわしいので、乳製品の横にうんこを置かないこと。」(57頁「にゅうせいひん」)
横に牛乳とチーズの絵が描いてあるのだが、何がどう紛らわしいのかサッパリわからない。
「どこからをうんことするかの尺度を決めておこう。」(59頁「尺度」)
「君のうんこは、日本のファッション界に風穴を開けた。」(69頁「かざあな」)
どうやって? うんことファッションを繋げる説明がほしい。
「このうんこを流すかどうかは、もう憲法の解釈の問題になってくる。」(75頁「憲法」)
「縮んだ服を着て、うんこの縮小コピーをとる少年。」(101頁「縮」んだ、「縮」小)
★苦しい問題文あり
すっきりしない文が多い。
「ものすごい肺活量で「うんこ」と叫ぶ。」(13頁「はいかつりょう」)
「自分に分担されたうんこは、責任をもって管理すること。」(29頁「ぶんたん」)
この言い方は初めて見た。
「あの樹木のかげに、うんこを持った男が逃げこんだ。」(37頁「じゅもく」)
気持ち悪い文章だ。「あの樹木」?
「うんこを持って、列車の車窓から手を振る。」(44頁「しゃそう」)
頭痛が痛い。
「塩がないので、とりあえず玄関にうんこを盛っておこう。」(59頁「盛」って)
うんこは「盛る」ものなのか。
「あまりに大きなうんこを見て、縮尺の感覚がおかしくなりそうだ。」(61頁、縮「しゃく」)
国語の苦手な人が国語のドリルを作っている。
「うんこを見ていると、人間社会の縮図が見えてくる時がある。」(65頁「しゅくず」)
縮図の意味を知らない?
「うんこが貴金属に当てはまらないと聞いて、驚いた。」(93頁「ききんぞく」)
★学習する語が役に立ってない
特殊な問題文ばかりで勉強になるのか?
「うんこを扱う姿に、仁愛の気持ちが感じられる。」(7頁「仁愛」)
「うんこは、反骨精神のシンボルなのだ。」(13頁「はんこつせいしん」)
「割引券と間違えて、うんこを持ってきてしまった。」(28頁「わりびき」)
「うんこを全身に装着して、最後の戦いに挑む。」(67頁「装着」)
うんこを「装着」するとはどんな感じなのか、今ひとつわからない。
★「うんこ」の意味が曖昧
「うんこ」がうんこそのものを指しているのか、うんこをする行為のことを指しているのか、どちらでもない別の何かを指しているのか、全然わからない。
「うんこで度胸試しなんて、するんじゃなかった。」(12頁「どきょう」)
状況がよくわからん。
「うんこの権利を保障せよ。」(15頁「保障」)
「さあ、うんこで改革の狼煙を上げよう。」(64頁「かいかく」)
「彼のうんこからは、様々なブームが派生している。」(71頁「派生」)
「あんな昔のうんこを覚えていてくれるなんて、感激です。」(76頁「かんげき」)
★名詞に「うんこ」を混ぜただけ
例文・問題文に「うんこ」を混ぜているのがウリのドリルだが、適当な名詞に「うんこ」をくっつけて使用しただけの文も多い。
「うんこダンス」「うんこドミノ」「うんこショップ」「日本うんこ連盟」「うんこ僧」「うんこカメラマン」「警視庁うんこ課」「うんこ部門」など