電化製品等の使用感を書く。
書籍名:「欲しい!と言わせるブランドづくり」
著者名:大久保嘉洋(本名:良雄)
出版社:澪標社
2015年8月20日
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ブランドづくりの方法論は、本書の最後の方にちょろっとあるだけ。大部分は近大マグロの開発史。また、本書が提唱するブランド化手法に目新しい点は見当たらなかった。
消費者の需要と卸売業者の需要は異なる、という話は面白かった。
近大マグロの宣伝の本。
書籍名:「遠い約束」
著者名:室積光
出版社:キノブックス
2017年7月28日初版第1刷
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「本物の戦争は悲惨なだけだ。勝者はどこにもいない」(本書117頁)
戦争の悲惨さをテーマにした小説・ドラマでは、大抵、勝者の姿は描かれない。資料・証言を丁寧に調べて作った小説では、その不自然さが一層際立つ。
「遠い約束」は駄作。
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勝者を登場させないと描けない「戦争の悲惨さ」もあるはず。
書籍名:『立花隆先生、かなりヘンですよ ー「教養のない東大生」からの挑戦状ー』
著者名:谷田和一郎
出版社:洋泉社
2001年12月7日初版初版第1刷
2002年1月5日初版第2刷
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谷田氏の上記の本を読んだ。AIに関する部分などを除いて、文句の付けられる箇所が無かった。勉強になった。
ネット上で見られる、本書への批判っぽいものには、次のようなものがある。
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(1)立花氏は、科学者でも思想家でもなく、ジャーナリストなので、科学技術に関する知識が曖昧でも許してあげるべき。
(2)谷田氏は、本人の許可を得ずに大量の引用を行なっており、失礼だ。
(3)立花氏は批判されるが、渡辺昇一氏は批判されない。最初から変だと思われてる人は、わざわざ批判されないのだ。立花氏だけが批判されるのは、氏がマトモで、言ってることの大半が正しいからだ。
(4)立花氏の著作の一部を抜き出して批判するのは卑怯だ。揚げ足取りだ。立花氏の著作は一冊全体としてみれば傑作である。
(5)谷田氏は立花氏を買いかぶりすぎている。もともと「知の巨人」ではないので、何も問題はない。立花氏がオカシイことは皆知ってた。「知の巨人」が無謬だと思い込んでしまった谷田氏は反省すべき。
(6)科学技術を紹介できるジャーナリストが不足しているので、立花氏の粗には目を瞑るべき。
(7)立花氏を批判している作家は、大した業績のない人が多い。売名目的で立花批判本を出版したのだろう。
(8)立花氏はかつて東大生を批判したことがある。著者は東大生だから、感情的になって「仕返し」をしているだけだ。
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Amazonのレビュー欄が面白い。
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