電化製品等の使用感を書く。
大橋弘祐氏の「サバイバル・ウェディング2 わたし、ひとりで生きていけますが結婚しないとダメですか!?」を読んだ。以下はメモ。
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著者:大橋弘祐(おおはし・こうすけ)
題名:「サバイバル・ウェディング2 わたし、ひとりで生きていけますが結婚しないとダメですか!?」
出版社:文響社
平成30年8月7日第1刷発行
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35歳キャリアウーマンの婚活小説。あんまり面白くなかった。
・ブランド名を連呼。ブランドのウンチクで話が進む。
・主人公は上司の要求に振り回される。
・主人公の股が緩すぎる。
・この手の小説にはよくあることだが、とりあえずゲイのキャラクターが登場する。
・憧れのニューヨーク。自由で進んでいるニューヨーク。公園の浮浪者にも悲壮感がないニューヨーク。シングル・マザーにも優しいニューヨーク。
・東村アキコの「タラレバ娘」などで見たような展開が多く、先が読めてしまうこと度々。
・結婚できない女を見て安心する小説?
・主人公は自分の現状をとにかく肯定する。現状肯定に始まり、現状肯定に終わる。
・商品の質では差別化できないブランド品。誰がどうやって価値を決めているのか。ブランドに纏わる蘊蓄を使いながら物語が進んでいくにもかかわらず、「誰かが作った価値観」で生きるのはやめるように勧めてくる。
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8頁、麻衣子は韓国旅行で美容液を買ってきた。
27頁、「結婚こそが女の幸せという、一方的な圧力をやめてほしい。」
30頁、麻衣子は、ニューヨークの本社へ転勤したら、世界中どこにいても服が買えるオンライン事業を始めたい。
184頁、麻衣子は、結婚しても生活レベルを下げたくない。
208頁、ジミーチュウの戦略。「〜、商品力だけで差別化するのは難しい。」
★ブランド品を売るには宣伝が大切。
★小説家にブランド名を連呼させると…。
238頁、「「自分の幸せは自分で決めないとだめよ」」
279〜284頁、人を好きになることよりも夢を掴むことが大切。
295頁、「〜、当時の会社というところは、今よりもさらに封建的だった。」
★会社が「封建的」であるとは、どういうことか。
310頁、「「〜。自分の幸せは自分で考え、自分で選ぶ。〜」」
312頁、他人の作った価値観で生きるのはやめろ。
327頁、「「部長、まだ結婚なんて言ってるんですか。時代遅れですよ」」
327頁、「「ニューヨークの女は自立してるから、結婚相手じゃなくて人生を一緒に楽しむパートナーを探すんですよ。〜」」
★結婚が時代遅れとなる時代は来るのか?