電化製品等の使用感を書く。
井上大輔氏の「たとえる力で人生は変わる」を読んだ。以下はその時のメモ。
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題名:「たとえる力で人生は変わる」
著者:井上大輔(いのうえだいすけ)
出版社:株式会社宣伝会議
平成31年2月1日初版
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帯には「たとえる力でわかる・伝わる・ひらめく自分になれる。」と書いてある。「伝わる」に関しては詳しく解説されているものの、「わかる」「ひらめく」に関しては読者の自助努力に任されている。
伝えたいことを相手に伝えられる譬え話を作るには、どのような点に注意すべきなのかがうまく纏められている。
「わかる」・・・ある事柄の「構造」を把握し、他の事柄の構造との類似点・相違点を見抜く力。
「ひらめく」・・・ある事柄と同一の構造を持つ譬え話や新理論を発想する力。
「伝わる」・・・考案した譬え話が説明したい事柄と本当に同一の「構造」を持っているのかどうか、あるいは相手の理解できる物語になっているのかどうか等を検証し、譬え話を適切に修正・改善・完成する力。
本書が注力しているのは「伝わる」だけ。(33頁)
譬え話を発想する方法そのものは説明されていない。普段から譬え話の創作を行なっていて、その技術に磨きをかけたい人が読む本である。
第4章の「英語のたとえ話」はツマラナイ。本書の中で浮いていて、何の役割も果たしていない気がする。