電化製品等の使用感を書く。
文響社の「うんこドリル 漢字 問題集編 小学3年生」の中身を確認した。
問題文の出来が悪い。
--------------------
題名:「うんこドリル 漢字 問題集編 小学3年生」
作者:古屋雄作
デザイン・イラスト:小寺練
デザイン協力:佐々木伸、稲永明日香、小木曽杏子、福田亮
DTP:長谷川ちひろ
編集:谷綾子
発行者:山本周嗣
出版社:文響社
--------------------
★全体的に絵が汚い
立体感があるウンコ、液体状のウンコ、棒状のウンコなどがあり、冗談っぽくない。
ウンコまみれになった人の絵あり。
豆腐やプリンのように震えるウンコを両手で持っている絵あり。
マキグソの一部をスプーンで掬い取っている絵あり。
棒状のウンコを手で持って叩きつける絵あり。
★うんこ以外の絵は少ない
このドリルは、語彙を増やすのに向いてない。
★意味不明な問題文多数
「暫く仕事を休業して、うんこに集中したい。」(25頁「きゅうぎょう」)
休業するほど時間がかかる「うんこ」とは?
「うんこの根元の辺りを握ると持ちやすいよ。」(27頁「根元」)
うんこの根元はどの辺りにあるのか?
「落葉の季節になると、うんこも小さくなる。」(29頁「らくよう」)
ヒトの話か?
「危険なので、うんこと石油を近づけないように。」(37頁「せきゆ」)
「君主にうんこを見てもらえるなんて光栄だ。」(44頁「くんしゅ」)
「横転したうんこを、片手で起こす怪力男。」(52頁「おうてん」)
横にマキグソと男の絵があるものの、「横転」をイメージしづらい。
「出たばかりのうんこを僕に委ねられても困る。」(56頁「ゆだ」ね)
「「病は気から」と自分に言い聞かせたが、結局うんこは漏れた。」(67頁「病」)
うんこが漏れるのは「病」なのか?
「医学の道に進むか、うんこの道に進むか、悩んでいる。」(68頁「いがく」)
うんこの道とは? 意味不明。
「兄が、バインダーでうんこを整理している。」(95頁「整理」)
どうやって?
★苦しい問題文あり
すっきりしない文が多い。
「両手いっぱいにうんこを抱えた男が、エレベーターに乗ってきた。」(8頁「りょうて」)
「その男は、猛烈な向かい風を受けながらうんこをしていた。」(21頁「む」かい風)
横に絵があって、ズボンを半分下ろして立ったまま正面から風を受けている男が描かれている。
しかし、この男はどこかへ進行している風ではない。
単に正面から風を受けているというだけで「向かい風」と言って良いのかどうか。
「崩れかけたうんこを、元に戻すための工事が始まった。」(25頁「こうじ」)
普通のうんこは「工事」するほど大きくないので…。
「隼が、ものすごい速度でうんこをまき散らしていった。」(32頁「そくど」)
「当店では、多様なタイプのうんこを取りそろえております。」(47頁「多様」)
「うんこをする時は、まず落とす位置を定めます。」(61頁「さだ」め)
「腕章をつけたおじさんが、画板の上にメモ帳を置いて自筆で詩を書きながらうんこをしている。」(66頁わん「しょう」「がばん」メモ「ちょう」「じひつ」「し」)
自筆で〜というのはどうだろう?
「うんこに「うんこ」と命名したのは誰なのだろう。」(69頁「めいめい」)
「子供の頃は、一日中未来のうんこを空想していました。」(81頁「くうそう」)
「僕らのうんこは、他人とは思えないほどよく似ているね。」(101頁「たにん」)
「うんこを流すかどうかは、母に委ねる。」(108頁「ゆだねる」)
★学習する語が役に立ってない
特殊な問題文ばかりで勉強になるのか?
「うんこを持ったまま乗馬するのはおやめください。」(8頁「じょうば」)
「農場を覆い尽くすほど巨大なうんこが、空に浮かんでいる。」(24頁「のうじょう」)
「たわわに実ったうんこ。」(28頁「みの」った)
実るの意味は伝わるか?
「芸術家が、氷山のてっぺんにうんこを置きに行った。」(36頁「ひょうざん」)
★「うんこ」の意味が曖昧
「うんこ」がうんこそのものを指しているのか、うんこをする行為のことを指しているのか、どちらでもない何かを指しているのか、全然わからない。
「デザートを味わう暇もなく、うんこの時間がやってきた。」(36頁「あじ」わう)
「宿題を教えてくれたお礼に、うんこを教えるよ。」(47頁「礼」)
「君にも、うんこの深みがわかるようになってきたかな。」(89頁「ふか」み)
「今夜、スタントマンがうんこの限界に挑戦する。」(91頁「界」)
★名詞に「うんこ」を混ぜただけ
問題文に「うんこ」を混ぜているのがウリのドリルだが、適当な名詞に「うんこ」をくっつけて使用しただけの問題文も多い。
「うんこサマーランド」「うんこダンス大会」「うんこ島」「うんこバイク」「うんこドミノ」「うんこピラミッド」「ベストうんこソング大賞」「うんこ委員会」「うんこ相撲」「うんこバタフライ」「日本うんこグランプリ」「うんこ詩集」「うんこ詩人」「うんこ体操」「天才うんこ少年」「世界トップレベルのうんこ少年」「うんこ事件」など
古屋雄作が作った「うんこドリル 漢字 小学3年生」の中身を確認した。
やはり、国語の教材としては使えないものであった。
--------------------
題名:「うんこドリル 漢字 小学3年生」
著者:古谷雄作
デザイン・イラスト:小寺練
編集:山本周嗣、谷綾子
出版社:文響社
--------------------
★例文が不器用で苦しい
日本語として絶対に間違っているというわけではないが、どうにも苦しい例文が多い。
「気持ちを集中すれば十秒以内にうんこできます。」(15頁「集」)
「うんこを肩に載せたまま、バランスを持続させる。」(20頁「持」)
「今きみが僕の部屋で見つけたうんこは、氷山の一角だ。」(36頁「氷」)
「僕の体内にうんこが宿っている。」(41頁「宿」)
「このうんこを早く屋外に捨ててきなさい。」(42頁「屋」)
会話で「おくがい」?
「今きみが拾ったものは、僕のうんこの一部です。」(64頁「部」)
「これは、僕の運命を決めたうんこです。」(70頁「命」)
「うんこの中に血管は通っていない。」(72頁「血」)
「日本各地から、都(みやこ)にうんこが送られてきた。」(76頁「都」)
「湖水を埋め尽くすほどの大量のうんこ。」(78頁「湖」)
湖面ではない。
★意味がよくわからない例文も多数
「うんこを死守する。」(22頁「守」)
具体的にはどうすることなのか、いま一つわからない。
「うんこを人に向けるのは良くないよ。」(23頁「向」)
これも「うんこを人に向ける」というのがどういう動作なのか、わからない。
「おばあちゃんが、僕のうんこを鉢に植えてくれた。」(28頁「植」)
「うんこを使って、田植えの練習をしましょう。」(28頁「植」)
うんこを植物に見立てて、土に植えるということなのか?
「このうんこは、昭和史に残るうんこだそうだ。」(40頁「昭」)
「うんこを並べて音階を作ってみよう。」(44頁「階」)
「僕はうんこに階級をつけている。」(44頁「階」)
「児童公園に行って、うんこごっこで遊ぼう。」(47頁「童」)
うんこごっことは? 説明がない。
「警察が、うんこ事件の真相にたどり着いた。」(54頁「真」)
うんこ事件とは? 説明がない。
「敵の攻撃で、主人公の鼻にうんこが近づいていく。」(73頁「鼻」)
状況がさっぱりわからん。
「世界中のうんこが消えるという悲劇。」(88頁「悲」)
悲劇?
「もうすぐうんこの大サーカスが始まる。」(93頁「始」)
うんこの大サーカスとは? 説明がない。
「進化して空を飛べるようになったうんこ。」(100頁「化」)
進化とは?
★学習する語が活かされていない
「うんこを我慢しながら畑仕事を頑張る。」(28頁「畑」)
「畑作に使用する道具にうんこを付けないでください。」(28頁「畑」)
「茶畑の中でうんこをしているおじさんがいました。」(28頁「畑」)
「うんこが落葉のようにひらひらと落ちてくる。」(29頁「葉」)
イメージしづらい。
「おじいちゃんが、にこにこ笑いながらうんこに日本酒をかけている。」(39頁「酒」)
「先生が毛筆でうんこをつついています。」(65頁「筆」)
毛筆は物を突付くのに向いてないような・・・。
「火薬と間違えてうんこを持ってきてしまった。」(69頁「薬」)
「うんこに羊毛を飾り付ける。」(101頁「羊」)
見方によっては、「うんこ」という語が活かされていないとも言える。
★手抜きの例文もいっぱい
「絵の具にうんこを混ぜて油絵を描いてみよう。」(37頁「油」)
小学生にとって「絵の具」といったら水性の絵の具では?
★絵が汚い
うんこの絵は、立体的なもの、液体状のもの、棒状のものなどがあり、可愛らしくない。
ウンコに指を突っ込んでいる絵や、うんこに竹とんぼを突き刺している絵もある。
全身がうんこまみれの人の絵あり。
★「うんこ」という語が活かされていない
ドリルの表紙には「全例文でうんこの使用に成功!」と書かれているが、実際には適当な名詞に「うんこ」を混ぜただけという文章が多い。
「うんこ中学」「うんこ委員」「うんこ商店」「うんこ神社」「うんこ事件」「うんこ病」「うんこ列車」「うんこ帽子」
☆書き順の指示はわかりやすい。
書き順の指示は、普通のドリルと同じでわかりやすい。
文響社の「うんこドリル 漢字 問題集編 小学5年生」の中身を確認した。
ゴミだった。
--------------------
題名:「うんこドリル 漢字 問題集編 小学5年生」
作者:古屋雄作
デザイン・イラスト:小寺練
デザイン協力:佐々木伸、稲永明日香、小木曽杏子、福田亮
DTP:長谷川ちひろ
イラスト:穂坂麻里
編集:谷綾子
発行者:山本周嗣
出版社:文響社
--------------------
★全体的に絵が汚い
妙に立体感があるウンコ、液体状のウンコ、棒状のウンコなどがあり、冗談っぽくない。
★似たような問題文が多い
「父が、仏様にお祈りするような姿勢でうんこをしている。」(8頁「ほとけ」)
「草むらの中で、念仏を唱えながらうんこをしている男の人がいたのです。」(10頁「ねんぶつ」)
「芸術家が、咲きほこる桜の下でうんこを持って踊っている。」(25頁「さくら」)
「芸術家が、造花のバラとうんこを持って真剣な顔で踊っている。」(37頁「ぞうか」)
「牛が、牛舎からはみ出すほど大きいうんこをした。」(39頁「牛舎」)
「校長先生が、校舎からはみ出すほど大きいうんこをした。」(40頁「こうしゃ」)
★意味不明な問題文多数
「うんこを漏らしたことも、喜劇と考えれば何てことない。」(12頁「き劇」)
「僕のうんこは、よく「お父さん似だね。」と言われます。」(15頁「似」)
「僕のうんこには、数多くの協賛会社がついている。」(31頁「協賛」)
「八十年代のうんこは水準が高く、入手が困難だ。」(37頁「すいじゅん」)
「うんこを漏らすのは、天災のようなものだから仕方ない。」(59頁「天災」)
「〜、一族の本能を開花させて、〜」(66頁「ほんのう」)
「過保護な母親が、息子のうんこを流すのを躊躇っている。」(76頁「かほご」)
「うんこの新境地を切りひらいた男が現れた。」(77頁「しんきょうち」)
「君を、うんこの夜会に招待しましょう。」(91頁「招待」)
「再来週、これと全く同じうんこを再現してみせましょう。」(101頁「再」来週、「再」現)
「断る理由もないので、僕のうんこのアニメ化をオーケーした。」(105頁「ことわる」)
★苦しい問題文
「弟がうんこに眼帯をさせている。」(13頁「がんたい」)
「これら三つのうんこには、ある共通性が見られる。」(16頁「きょうつうせい」)
「重いうんこを何度も持ち上げて、体の新陳代謝を促す。」(19頁「代謝」)
「うんこをしている時が、一番精神が集中している。」(20頁「せいしん」)
「桜前線と同じ位置でうんこをしていくおじさん。」(24頁「さくらぜんせん」)
「彼は、まるで句読点を付けるように、うんこを細切れに出す。」(28頁「くとうてん」)
「あのうんこ事件は、序章に過ぎなかったのだ。」(31頁「序章」)
「うんこが両目に入るとは、何という確率だ。」(45頁「かく率」)
★「似つかわしい」「似合う」「相応しい」
「うんこをする時に、そんな悲しい曲は似つかわしくない。」(17頁「につかわしい」)
「「どんな星が相応しいのか。」「まず何よりも、うんこが似合う星であることです。」」(18頁「にあう」)
★「うんこ」の意味が曖昧
物としての「うんこ」なのか、排泄行為のことなのかがわからない。
「新しい法律が適用されれば、うんこは全て無料になります。」(16頁「てきよう」)
「うんこの世界でナンバーワンを志す。」(20頁「こころざす」)
「僕のおじさんは、うんこの解説者の仕事をしている。」(56頁「かいせつしゃ」)
「この学校は文武両道に加えうんこにも力を入れている。」(73頁「ぶんぶりょうどう」)
★名詞に「うんこ」を混ぜただけ
「うんこ村」「うんこ流生け花」「うんこ王国」「日本うんこ大学」「うんこカー」「うんこピラミッド」「うんこロボット」「うんこゾンビ」「うんこ一族」「うんこフェスティバル」