電化製品等の使用感を書く。
柳沢幸雄の「お母さんに知ってほしい 思春期男子の正しいトリセツ」を読んだ。
全く役に立たない本だった。
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題名:「お母さんに知ってほしい 思春期男子の正しいトリセツ」
著者:柳沢幸雄
イラスト:もづこ
出版:SBクリエイティブ株式会社
令和2年12月24日初版第1刷発行
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★★★勉強についての記述は、全然参考にならない
★「能力を疑う前に勉強の「やり方」を見直す」(36頁)
・私立中学・私立高校のように、生徒の学力がそれなりに揃っている環境を想定している。(できない教科があったら、その教科が得意な友達に「勉強のやり方」を聞け、とのことである。)
・中学受験を経験し、私立中学・私立高校を経て東大に入った人は、「才能」の存在を知らないことが多い。
★「時間がなくても復習はできる」(44頁)
「実は私自身、中学・高校時代は家で勉強することはほとんどありませんでした。」(44頁)
「わからないことがあれば、近くにいる先生や友達に質問すればすぐに解決します。」(44頁)
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★「自分がされて不愉快なことは人にするな」(88頁)
「〜〜、「自分がされて不愉快なことは人にするな」という言葉。この言い方なら、それが不愉快かどうかを判断する主体はあくまでも自分自身になります。思考の軸を、他人ではなく「自分」側に向けているだけでなく、善悪の判断をあなた自身が考えなさいというメッセージになっています。」(88頁89頁)
・自分がされて不愉快でないことならば他人にしても良いのか。他人にとって不快かどうかは、他人に聞かなければわからないはず。
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★122頁、123頁、「ハズレの先生」を批判してはいけないらしい。
「先生との「相性」の問題だととらえる」(123頁)
・ハズレの先生は実在するのに、嘘をついてどうするのか。
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★「好きなことで勝負する社会がやってくる」(171頁)
・現代の仕事の大部分は「他人の欲望を満たすための仕事」「共同作業の一部」なので、好きなことを仕事にできる人間の数は限られている。
★「〜、今は学歴より個人の能力が重視される時代です。」(171頁)
・学歴は、ある種の能力を表している。
★「男性、女性といった性による差別や役割分担はあってはならないというのが社会全体のコンセンサスとなっている今、〜」(191頁)
・なってない。
★「誰にでもできる仕事はAIが代行する」(192頁)
・最近、家の水道の蛇口が2箇所壊れた。どちらも水漏れ。直し方はネットで調べてあっさり判明したが、修理のための部品・工具が家になかったので、すぐには直せなかった。部品と工具は通販で取り寄せた(註文した日の翌日に届いた)。水の漏れ方が大したことなかったので、水道屋を呼ばずに済んだのだが(1日待つことができた)、もし漏れが酷かったら「誰にでもできる蛇口修理」の仕事を水道屋さんに与えてしまっただろう。